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私の町、ライプツィヒの紹介

更新日:2021年12月13日

私はこの記事でドイツの東にあるライプツィヒという町について少しでも紹介したいと思います。とりわけ、歴史的な観点から見れば、面白い町ですので、ぜひお楽しみください。



まず、一般的な情報 位置:ドイツ連邦共和国 (Bundesrepublik Deutschland)、ザクセン州 (Freistaat Sachsen)、ライプツィヒ市 (Stadt Leipzig)(郡独立市) 人口: 597,493人(2020年12月31日現在) 面積:297,6㎢ 人口密度:2,006人/㎢ 海抜:約113m(平均海抜メートル)

市章: 


1)







地理的には、このLeipzig(発音は「ライプツィヒ」に最も近い、または方言による「ライプチヒ」でも構いません)という町は中欧にあるドイツの都市です。ライプツィヒはドイツの東に位置しているザクセン州ザクセン州の中で最も多い市であっても、州都は約100㎞南東にある556,227人のドレスデン(Landeshauptstadt Dresden)です。ドイツの人口が多い都市の中でライプツィヒが第8位となっています。

国境も近いので、直ぐ隣にあるポーランドとチェコに旅行することも簡単にできます。


地図:

2)、3)


この地理的な位置は気候にも影響を与えます。ドイツも日本と同じように四季の国ですので、ライプツィヒでもその季節による風景の変化が見えます。その美しさは言葉で言い表せないので、以下の写真をご覧ください。




次に、少し歴史的な観点から話してみたいと思います。 ライプツィヒという町は、初めて1015年に初めて文献の中で言及されました。 Leipzigという名称はもともとソルブ語やポーランド語で「シナノキ属の木がある所」という意味でしたが、今はそれを知っている人は少ないと思います。(その木を現代ドイツではLinde(リンデ)と言う) ライプツィヒは中世にも既に影響力がある商業都市でした。また、ライプツィヒ・メッセ(Leipziger Messe)という世界最古の見本市があって、1190年から続いています。

現代の会場はこちら:

4) 近代史でもライプツィヒは重要な役割を果たしています。第二次世界大戦後の連合国軍占領をきっかけにドイツが2ヶ国に分けられて、1949年に東の半分が「ドイツ民主共和国」(Deutsche Demokratische Republik (DDR))となって、通称「東ドイツ」が建国されました。 民衆の不満がたまり、ライプツィヒでは毎週月曜日に暴力を利用しないデモが行われました。それがきっかけで「平和な革命」(Friedliche Revolution) が起こって、1989年11月9日にベルリン壁の崩壊で「東ドイツ」という国家はなくなり、最終的にドイツ再統一に辿り着きました。


5)

観光地についても知りたい方がいるでしょうか。 海外から来た観光客でもよく知っている観光名所の一つは、Völkerschlachtdenkmalという80m以上の高さがある印象的な建造物です。 町の南東にはフランスの支配に対する1813年にあった「諸国民の戦い」の記念のために建てられました。私も何度も見学に行っていますので、お勧めします。



また、街の真ん中には私が通うライプツィヒ大学 (Universität Leipzig)があります。 わたしにとっては特別な風景ではありませんが、建物の写真を撮る観光客もたくさんいると気付きました。写真の右奥の青い教会のような建物は、大学の講堂で、一番の撮影スポットです。もともとここにあった、ドイツ民主共和国の時代に破壊された教会を模して、2017年に現代的なデザインで復元されました。昔の教会の姿は銅像で残されています(写真手前)。

6)


料理の面では、Leipziger Lerche(ライプツィガー・レアヒェ)ということの地域特有のお菓子を紹介してみたいです。ライプツィガー・レアヒェとはライプツィヒでの伝統的なケーキです。昔々、市民は「レアヒェ」という鳥(ヒバリ)をパテに入れて焼きました。17世紀の頃この地域の本当の珍味でした。でも19世紀から、珍しいレアヒェの狩り禁止されたため、ライプツィガー・レアヒェはパテに代わって甘いマジパンケーキになりました。ぜひ試してみてください。

7)


最後に毎年開催されているイベントについて紹介したいと思います。 とりわけ、次の二つが面白いと信じています。


1つ目は、「Lichtfest」(光の祭り)です。ドイツでは、歴史について説明したときに出てきた「平和な革命」を毎年10月9日に祝うことになりました。その日に、「Lichtfest」(光の祭り)が行われていて、観光客としても住民としても参加することをお勧めします。


2021年のLichtfestの様子


2つ目は、ライプツィヒ・メッセという会場についても既に書きましたが、もし歴史が嫌なら、趣味は読書だと言う人なら、ここを会場にして3月の上旬にLeipziger Buchmesse(ライプツィヒ・ブックフェア)という出版社の最新作の展覧会が年に一回行われています。 もしくは特に日本の漫画やアニメに興味があれば、コスプレをする人がたくさんいる「漫画・コミックコン」というイベントも含まれているので、ぜひご参加ください。主に読書が好きな人を対象にしていますが、漫画やアニメにしか興味がない人も毎年も多く参加します。


では、もしライプツィヒへ旅行できる機会があれば、色々な場所を観ることやイベントに参加することを、お楽しみください。この記事で紹介したものも参考になると嬉しいです。

お読みいただき、ありがとうございます。




画像の出典(最後にアクセスした時は2021年11月7日): 1) https://de.wikipedia.org/wiki/Leipzig#/media/Datei:Coat_of_arms_of_Leipzig.svg 2) By TUBS,

https://de.wikipedia.org/wiki/Datei:Germany_in_the_European_Union_on_the_globe_(Europe_centered).svg / CC BY-SA 3.0 3) By NordNordWest, https://de.wikipedia.org/wiki/Datei:Germany_adm_location_map.svg / CC BY-SA 3.0 4) By Dirk Goldhahn, "Leipzig_Neue_Messe"/ CC BY-SA 2.0 5) By Friedrich Gahlbeck, Bundesarchiv, Bild 183-1989-1218-037 / CC-BY-SA 3.0 6) Meine Uni Leipzig, available at: https://www.uni-leipzig.de/ 7) By Assenmacher, Leipziger Lerche Gebäck mit Pistazien und klassisch / CC BY-SA 3.0


他の写真は自分で撮ったものです。





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