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  • 執筆者の写真지원 이

私の挑戦~翻訳家になろう~



 私は2018年から翻訳をしています。ネットに投稿されている日本の小説を韓国語に翻訳してまた韓国の投稿サイトにアップするのです。今までに約60個の翻訳をアップしました。きっかけはとてもシンプルです。2018年の夏、大学一年生だった時、10週間のアルバイトが終わった私はとても暇でした。暇つぶしにやることを探していたら、頭の中に小説の翻訳のことが思い浮かびました。高校生の時から私はずっと自分が翻訳した小説やマンガを皆に読ませたいと思っていました。入試が終わって、大学の春学期が終わって、アルバイトも終わってやっと暇になったので、今こそ挑戦する時だ!と思ったのです。


 でも翻訳を始める前にやっておくことが色々ありました。投稿サイトに自分のページを作って、翻訳したい小説を探して、小説の作者にメッセージを送らなければなりませんでした。翻訳する小説を探すために日本の小説投稿サイトを見ていた私の頭に、高校生の時夢中になって読んでいたある小説が思い浮かびました。あまりにも面白くて、いつか韓国の人たちにも伝えたいと思っていた小説でした。それを私の最初の翻訳ポストにしたいと思いました。大学一年生で、まだ日本語が上手ではなかった私でしたが、できるかぎり丁寧なメッセージを書いて、翻訳の許可を貰いました。それを皮切りに、3年以上翻訳を続けることになるとは、あの時の私は想像もできませんでした。


 翻訳は思ったより難しくありませんでした。その小説は恋愛小説で、ただ言葉をそのまま韓国語に変えるのではなく、もっと心が震えるような単語や表現を考えなければなりませんでした。でも私はそれが楽しくてたまりませんでした。小説を投稿すると、少しの「いいね」とコメントが付きました。ほんの少しでしたが、私が訳した小説を面白く読んでくれる人がいてとても嬉しかったです。それから面白い小説を探しまくって、たくさん翻訳しました。


 ある日、日本の投稿サイトで英語の小説を日本語に訳したものを見つけました。全部同じ人が訳したもので、全部すごく面白かったです。私はすぐ訳者に日本語に訳された小説を韓国語に重訳したいとメッセージを送りました。訳者はもちろんいいと返事をしてくれて、英語の小説を書いた作者にも代わりに許可を得てくれました。すべてが順調でしたが、私に一つの悩みができました。日本語に訳されたものだけではなく、英語で書かれた元の小説も詳しく参考にして訳したいと思ったのです。英語の小説を参考にしたら作家が伝えたかった文の意味をはっきりと伝えられます。しかし、私は英語は得意ではないので、訳すのにもっと時間がかかります。私は悩んで悩んで悩みまくった結果、英語の小説を参考することに決めました。


 予想していた通り、作業の時間は遅くなり、一か月に1つの翻訳しかアップできなくなりました。また、私の好きな日本語ではなく、苦手な英語の文をずっと読み続けるのですぐ疲れました。「私がやりたかったのは日本語の翻訳なのに、なんで英語を訳していなければならないの?」と思ったこともたくさんあります。でも苦労して訳したその小説は、私が今までアップした小説のなかで一番多くの「いいね」とコメントを貰いました。私が頑張ったことを皆に分かって貰えた気がして、いつにも増して嬉しかったです。英語の小説の翻訳は苦労したけど、やりがいがある、意味深い挑戦でした。


 英語の小説を全部訳すには2年と4か月がかかりました。その翻訳を終えた私はまた普通に日本の小説を訳するのではなく、何か新しいものが翻訳したくなりました。それで今挑戦しているのがマンガの翻訳です。まだ画像を加工するソフトに慣れていないので、吹き出しの中に入っている消しやすい文字しか訳することができません。でもだんだん上手になると思います。ほかにもいい翻訳をするため、色々勉強をしています。今一番頑張っているのは正書法です。小説の内容がどれだけ面白くても、正書法とずれていると集中できない人が多いため、正書法を守るのはとても大事です。さらに、これからは方言の勉強にも挑戦したいと思っています。方言を使う人のセリフを訳すとき、訳者が母国の方言を知っていればもっといい翻訳ができるでしょう。今月で小説の翻訳を始めてから3年6か月になりますが、これからもずっと、就職したあとも続けていきたいと思います。




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